デザイナーの残業は悪なのか

デザイナーの残業は悪なのか

成長したいけど残業はしたくない
でもデザイナーで残業なしとか可能なの?

残業は悪だと言われているけれど、残業せざるを得ない。。
そもそも好きでやっているのに制限されたくない。
と考える方に向けて、残業はただの悪なのか?ということについて書いていきます。

本記事のテーマ

残業ありと残業なしの差

記事の信頼性

こんにちは、ユウイチです。

私は大学(非デザイン系)を卒業後、デザイン会社に就職し、今は独立してフリーでデザイナーをしながら、家族3人で暮らしています。

そして、特にSNSを活用しなくても、

🔴月平均30万安定して稼ぐ
🔴労働は1日8時間程度
🔴土日は基本休み

といった生活を送っています。

読者さんへ

僕はデザイン会社に勤務し、入社時から退社まで、少なからず残業というものを経験してきました。フリーランスになった今でも1日8時間以上業務に費やすことは多々あります。

僕自身、業種柄残業というものはあるものだと思っていたので、それ自体に特別悪だと思うことはありませんでしたが、日本では度々「残業」「過労死ライン」などをテーマに「働き方」を考える機会が増えてきました。しかし、それに対抗する意見として「働きたい人は1日8時間を超えて働けるようにしたら良いのではないか」というものがあったりします。

そこで今回は、デザイナーにとって残業ありの場合にはどんなメリット、デメリットがあるのか。それを残業をしない場合と比較して、僕なりの考えを書いていきたいと思います。

この記事を読んで、自分は何のために残業をするのか、もしくはしないのかについて、考えるきっかけとしていただければと思います。

※注意事項

この記事は「残業」全般を正義としているわけではありません。
・残業代が出ない
・休日出勤の強制
などの、会社側の違法行為については間違いなく「悪」です。

ですが、この記事では長時間労働における健康被害については特に考慮はしていません。あくまで、長時間働くこと、そうしないことでの簡単な比較となりますので、「残業は何が何でも悪」と思う方はブラウザバックをお願いします。

もし残業をするなら

残業をするとしても、老若男女が同じ様に時間を費やすのは良いことだとは思いません。

残業をするタイミングとして「あり」だと思うのは、
・社会人になりたてからしばらく
・別の業界から移ったばかり
・好きでやっている
これくらいではないかと考えています。

社会人になりたてからしばらく
別の業界から移ったばかり

これは、まだデザイナーとしてクライアント相手に仕事をする流れや会社のルールなどがわからなかったり、制作以外の業務もわからなかったりと、社員としてスムーズに仕事をこなせるようになるためのことを覚えるのに、いつまでも日数を費やすべきではないからです。

また制作に関しては、新卒の人にとっては社会人になって初めてクライアントに向けた「納期」を経験することにもなります。学生の頃のように一つの制作物にいつまでも時間があるわけではありませんので、制作物について考える時間も必要最低限に抑えられる様になる必要もあります。また、クライアントワークならではの考え方、会社の色の理解、学生の時には作ったことがなかった制作物への対応などなど。。

「デザイナーなのだから、つくることだけに集中したい!」
その気持ちはよくわかりますが、現実はそう上手くはいきません。
やりたくないことはさっさと覚えて、少しでも制作に集中できる時間が確保できる様に努めましょう。

好きでやっている

みんなが家に帰り、ネットで動画を見たり、趣味を楽しんだり、友達と遊んでいたり。そうしている間にコツコツ制作に勤しむ。これは一つの才能です。
これができるに越したことはないでしょうが、ほとんどの人はそうではありません。
でも、好きなのであれば止めることはできません。
体を壊さない程度にぜひ没頭してください。

残業をするメリット

ここでは、僕が考える3つのメリットをご紹介します。

業務に費やす時間が増える

まずは、そのまま「業務に費やす時間が増える」ということです。

一般的な営業日数を基準にして考えてみます。
2021年は、土日祝を休業日とすると、稼働日数は246日(休日:119日)でした。

1日8時間の業務だとして、基本的には
246日 × 8時間/日 = 1968時間
を費やしています。

ここで残業時間(例として1日3時間)を考えた場合、
246日 × 3時間/日 = 738時間
を費やしていることになります。

これは、日数で考えると
738時間 ÷ 8時間/日 = 92.25日
となります。

もちろん、疲労でこの時間を普段通りのパフォーマンスで使えることはないと思いますが、数字だけ見ると思いの外大きな数字であることがわかります。

たま〜に残業をしないデザイン会社もあるのですが、そこに努めるスタッフと比べると、年間92日分4年努めると368日と、約1年分も多く働いていることになります。

残業をしないことにこだわるのも良いのですが、自分より実力のあるデザイナーは既に山ほどいます。そんな人たちに少しでも追いつくには、やはり時間を費やし、経験を積む以外にありません。

会社の方が集中できる

そして、もう一つは「会社で」制作ができるということです。
他のデザイナーに共通することとして、「家に帰ってしまうと集中できない」というものがあります。僕も当時はそうでした。

また、個人でノートPCは持っていますが、会社のPCのスペック、設備ほど整っていないので、それはそれで大変ということもあります。

「会社にいる」というのは、やはりモチベーションを保つ一つの要素です。
嫌な上司や同僚がいないのであれば、残業は会社でやった方がまだ集中できると思います。

クライアントからの連絡が減るので制作に集中できる

クライアントによりますが、僕の経験した限りではクライアント側も営業時間外の連絡はしてこないことが多いので、制作に集中できます。

残業をするデメリット

デメリットの方も3つほどご紹介します。

業務に費やす時間が増える

さっきはメリットであげたのに、矛盾してない?と思うかもしれません。
しかし、実際にはマイナスに働いてしまうことが多いです。
それはなぜかというと「まだ時間があるから大丈夫」と考えてしまうからです。
それも、毎日毎日残業が続くとクセになってしまうので、そう考えることが増えてしまいます。

ここに関しては、残業を申請するタイプの会社であればまだ良いと思うのですが、自主的に残業するタイプの会社に勤める方は気をつけた方が良いかもしれません。

お金がかかる

残業代はもらえるかもしれませんが、「さあこれから残業時間だ」と一息つくために晩ごはんをコンビニで買いに行く。みたいなことがよくあります。ちょっとした積み重ねでせっかくの残業代を使ってしまうのは、実際もったいないですよね。。

おかしな話ですが、残業が確定しているのであれば、前日から余分にお弁当などを家で準備しておいても良いかもしれません。

勉強する時間がない

制作のクオリティを上げるために、手を動かすのもの良いですが、本を読んだり、他者や自分の制作物を分析したりする時間もそれ以上にとても大切です。

新しい情報を取り入れたり、じっくりと考える時間を設けることで、制作をよりスムーズに行うことができるようになることもよくあります。

先輩や同僚と一緒に、お互いの制作物について話し合うというのも良いかもしれません。

一度立ち止まって考えてみる。あまりしたことがない人はぜひ実践してみてください。

残業時間を減らすためには

とはいえ、できるだけ残業は避けたいですよね。
なので、いくつか僕が考える「残業を減らすためにした方が良いこと」をいくつか書いておこうと思います。より詳しい内容は、別の記事で書けたらと思います。

制作する上で自分なりのルールをつくる

クライアントワークでは毎回ほぼ違うものをつくることになりますが、同じ媒体であれば、おおよそのつくり方の土台をつくりましょう。

例えば、チラシの縁は何mmにする。スペースを3等分する時は隙間は何mmにする。各要素のフォントサイズは何ptにする。など。

このルールが多ければ、最初の土台をつくる時間がぐんっと短くなるはずです。
毎回変えるのではなく、自分なりのルールをつくり時短を図りましょう。

人に聞く

手が止まってしまった時に、自分だけで考えていても進まないときがあります。
そんな時は、他の人に客観的に見てもらって意見をもらいましょう。

疲れていて気づけなかった部分や、後から修正指示をされるようなところを早い段階で見つけてもらうことができたりします。

単価を上げる

これは会社側の判断かもしれませんが、単価を上げ、クライアントを絞ることはビジネス的にもとても重要です。責任は大きくなりますが、お金を出してくださるクライアントとの仕事は気持ちよく取り組める可能性が高いです。

日本ではなかなか実行できる会社は少ないですが、社長に提案してみるだけしてみるのもありだと思います。

まとめ

残業のメリット、デメリットについて書いてきましたがいかがだったでしょうか。残業はできればしたくないけれど、ほぼほぼ避けることはできないのが現実だと思います。

なので、僕はどうせ避けられないならそれをどう受け止め活用するかを考える、ということも大事だと思います。

嫌だ嫌だと言っているだけではライバルを出し抜くことも先輩を追いかけることもできません。

より良いデザインをするためにも、よりスムーズに制作ができる様になるためにも、ぜひ残業をどう有効に活用できるかを考えてみてください。

より深い情報を知りたいあなたへ

デザイナーとして働いていると、数えきれない程の問題に突き当たります。
そうなると、遅かれ早かれ多くの失敗も経験してしまいます。。

そこで、これからデザイナーになる、もしくは始めたばかりのあなたが、
失敗をしない、もし失敗してもすぐに立ち直れるように、
私の経験•失敗談を元に、解決策とともに綴った
無料のLINEマガジンをご用意しました。

『デザインで稼ぐための近道』

ブログにするにはもったいない内容を3日間にわたってお伝えします。

クライアントに怒られてしまう前に、泣いてしまう前に、
最低限の準備をしておきましょう!

for 実務カテゴリの最新記事